一発逆転!50%で見切り発車する
本当に仕事を早く完遂させたい、今よりずっと高速に仕事ができる自分になりたいのであれば、マインド自体を変えるのが一番です。
その第一歩が「考えるよりもまず動く」と「とにかくすぐやる」です。
書いてしまうと簡単ですが、これができていない人が本当に多いのです。
私が見ていて効率が悪いなと感じる人は、この部分ができていないことが大半です。
確かに単純に作業が遅い、パソコンを使いこなせていない。優先順位がつけられない、といったことで仕事が遅いケースも多いでしょう。
ただ、能力は高いのに仕事が遅い人を観察すると、完璧主義である場合がほとんどです。
私はその点、走りながら軌道修正していくのが得意なため、
なんとなく概要や雰囲気がわかった時点ですぐ動きだします。
「適当」というと悪いイメージがしますが、いい意味での「適当」こそが、
効率化やスピードアップの秘訣だと実感しています。
完璧主義だと中途半端な状態では動き出せない、もう少し調べたり勉強してから始めよう、
となりがちです。しかし、実際にはまずやってみて、やっていく中で改善できるようになりますし、
その時点での不足要素を学ぶことで、どんどんできるようになることが多いはずです。
「まずやってみる」から始めた方が圧倒的に結果が出るのです。
私はこれを「見切り発車力」と名付けています。
たいていの人がある程度概要をつかんでからものごとを始めるのに対して、
私はまず「見切り発車」します。
経験からして、学生時代に国家試験に合格する、会社に就職後もすぐに起業準備を開始するなど、
どんどん次の目標に走り始めるタイプです。
やるとなったら、だいたいまだ6、7割も概要をつかんでいないうちに走り出します。
感覚的には、半分わかっていて、半分まだわかっていない、50%くらいの段階で見切り発車していいと思います。
仕事というのは、ある程度実際にやっていく中で身につくことが多いものです。
例えば、初めて仕事でエクセルを使った時は、おそらく50%もわかっていなかったでしょう。
でも、やり始めて、途中でわからなくなったら調べてみて、それでどんどんできるようになりました。
もしこれが資料を作る前にまずエクセルの本を買って、100%理解してから作ろうとしたところで、
実際には100%の力を発揮できるかと言われればそうではありません。
得られるものは、やってみて身体で覚えたものの方が断然多いはずです。
たいていの人は最初に学んでから行動しがちですが、
実は行動してから学ぶ、という順番の方が、圧倒的に結果が出るものです。
国家試験の勉強の時も、普通はテキストを読んで問題集を解いてから、
模試を受けたり予想問題をやるところを、私の場合はよく逆からやっていました。
予想問題を見て、テキストに戻って、どんな解説がされているか見る、という順番です。
そうしないと、テキストには網羅性が求められるためものすごい分量があり、
とてもじゃないですが覚えきれないのです。また優先順位もわかりません。
新しい仕事にしても、概要やこれまでの数字一覧が書かれた膨大な資料を渡されてもどれが重要なのかわからない。
そういうことはよくあります。それをゼロから覚えるより、実践から入って遡る、その方が効率的なのです。
これがPDCAよりCAPDを勧める大きな理由でもあります。
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